久しぶりに最初期稿を見直して気付いたんですが、何人か今のデザインと武器がテレコになってる人が居ます。そしてモチーフを定めてないせいか鎧のデザインの方向性がファンタジーなのかSF系パワードスーツなのか定まっていない…。それと、ずっと自由帳に鉛筆で絵を描く事に慣れていたせいで、キャラクターの色の事をほとんど考えていないようなのが分かります。(かろうじでリンだけ黒っぽいイメージで描いてるのが分かりますが…)何故「いいザマだ」とか一部のキャラクターに厳しいんだろうか
一方、キャラクターのデザイン。中学の頃から描いていた3人(長岡頼通・清原良子・曾我秀明。自分は便宜上平安トリオと呼んでます)に加えて、新しくキャラクターが生まれました。 女性キャラクターはこの当時の…もとい、今時の萌えキャラを意識して描きはじめた人たちでした。 今見返しても、慣れてないことを無理矢理やろうとしてるのが見えて、結構辛いです。
まず、弓束さん。(上図右) このキャラクターは「いつもアニメとかでは巨乳のヒロインってセクシー担当ばっかりで、メインヒロイン張れないよな。そうだそういうポジションの人がメインヒロインだったら面白いんじゃ」という思いから生まれたキャラクターで、「銀髪のアルビノでグラマーな花魁」という設定は、先の項目で紹介したWW&Fというエロゲーに登場するあるキャラクターのリスペクトです。パクリです。 次に、奈美季さん。(上図左) この頃に、自分はやっとこさ眼鏡っ子の良さが分かってきまして(そもそも90年代の眼鏡はゴツ過ぎるか丸眼鏡しか無かったわけで)、「ここはそろそろ俺も眼鏡っ子を考える時期じゃないのか!」と考え出されたキャラクターです。「地味なりに可愛い子」という立ち居地のせいで、未だに上手く描けないキャラクターです。 そして、リンさん。(上図中) この人もまた、「ここはそろそろ見た目はロリキャラのちょっと年が行ってる(=ロリババァ)の人外ツンデレが居てもいいんじゃないか!」という思いで考えたキャラクターで、弓束さん同様WW&Fというエロゲーに登場するあるキャラクターのリスペクトです。パクリです。ついでに、この頃からある程度の80年代要素を入れたいと思っていたので、80年代のアニメによく居た薄紫の髪色をしています。ちなみに名前の元ネタは、当時微ハマリしていた「キメラ」という漫画のヒロインから取ってまして、後々追加される姓も当時足を突っ込んでたFSSのヒロインの名前から取って…と、ネーミングも結構思い付きの適当です。
久しぶりに初期稿を見て驚いたんですが、服装がほっとんど変わってないですね。 リンが頭に挿してた花はパクり元のキャラクターの名残だったんですが、早い内にヘアピンに変わっちゃいました。
他に増えた男性のキャラクターは、 「今時の絵の女性キャラクターが居るなら、その絵柄に合った男性キャラクターも居るべきだよな。エロゲの主人公みたいなちょっと地味な奴」と考えられた襄(今の設定では斎藤 譲)と、細いヘタレなインドアキャラが欲しいという事で第2の眼鏡キャラクターの穆(今の設定では小田桐 翔二)の設定が出来ました。
キャラクターが出来たところで、"譲が紆余曲折合って現代(大正時代)に蘇った頼通と行動を共にすることになり、帝都・東京で幼なじみの弓束が居る遊郭へ居候しつつ、仲間を増やしていく"という大雑把な本筋も定まりました。
途中こんな漫画が。ああそうか、キャベツが流行ってた時期か… ついでに長岡頼通の割烹着設定もこの時に定まってたみたいです。
…
そうしてノートをパラパラめくっていくと、まずシュラトのシャクティを模写した絵が数枚現れます。
どうやらこの辺りでエジプト神話をモチーフにしようと決めた様子で、この後にすぐデザインの描き直しが始まりました。ちなみに、当時は"古代エジプトの文化が気に入ってた"というだけでエジプト神話のことはからっきし知らなかったんですが、この時にちゃんと調べて「面白いじゃないか‼︎」と益々気に入った次第です。
天空戦記シュラトの迦楼羅王レイガが大好きだったんで、「やっぱり鳥型が主役じゃなくちゃな!エジプト神話はホルスが主役格だから丁度いいや!ネコミミもいるじゃないか!!どんだけちょうどいいんだよ!」と、トントン拍子でリデザインが始まります。
|